【警告!】TP-Linkルーターは危険?使用を推奨しない理由と今選ぶべき代替メーカー3選
「うちのWi-Fiルーター、TP-Link製だけど本当にこのまま使い続けても大丈夫?」
「安くて高性能だから、次のルーターもTP-Linkにしようと思ってたんだけど…」
もしあなたがTP-Link製品の安全性について少しでも懸念を抱いているなら、この記事はあなたのためのものです。
結論:拭いきれないリスクから、TP-Linkルーターの積極的な使用は推奨できない
専門家としての立場から、結論を先に述べます。
現時点において、TP-Link製ルーターを家庭やビジネスで積極的に使用し続けることは推奨できません。
もちろん、後述するセキュリティ設定を施すことで、一部の技術的なリスクは軽減できます。しかし、この問題の根源には、私たちユーザー側ではどうすることもできない、非常に深刻な「地政学的リスク」が存在します。
なぜ「非推奨」なのか?
TP-Link社は中国の法律(国家情報法など)の影響下にあり、中国政府からデータ提供を求められた場合に、それを拒否できない可能性があります。これは、たとえファームウェアを最新にしても、ユーザー側では防ぎようのない根本的なリスクです。
あなたの大切な個人情報やプライバシーを守るため、この記事では、なぜTP-Linkが推奨できないのかという明確な理由から、今すぐ取るべき具体的なアクション、そして乗り換えるべき信頼性の高い代替メーカーまで、順を追って分かりやすく解説していきます。
なぜTP-Linkは「非推奨」なのか? 2つの深刻なリスク
TP-Link製品の使用を推奨しない理由は、単なるイメージや噂ではありません。そこには、ユーザー自身の設定だけではカバーしきれない、明確かつ重大なリスクが存在します。
リスク① ユーザーには防ぎようがない「地政学的リスク」の正体
この問題の核心は、TP-Linkという企業が中国の法律と無関係ではいられない、という点にあります。アメリカ政府が最も懸念しているのは、2017年に施行された中国の「国家情報法」です。この法律の第7条には、衝撃的な内容が記されています。
「いかなる組織及び国民も、法に基づき国家の情報活動を支持し、これに協力し、知り得た国家の情報活動に関する秘密を守らなければならない」
これは、平たく言えば「中国政府が『国家の情報活動のためだ』と要求すれば、企業や個人は保有するデータや情報を差し出さなければならず、それを拒否することはできない」ということを意味します。
これが何を意味するのか
仮にTP-Link社に悪意がなかったとしても、中国政府の命令一つで、あなたのルーターを通過する通信記録や接続情報が、合法的に中国の情報機関に渡ってしまう可能性があるということです。これは、私たちがパスワードをどんなに複雑にしても、ファームウェアを最新にしても、防ぐことのできないシステムレベルのリスクなのです。
リスク② 実際にサイバー攻撃の温床となっている「技術的脆弱性」
地政学的なリスクに加え、TP-Link製品は技術的な観点からも多くの問題を抱えてきました。過去に何度も深刻な「脆弱性(セキュリティ上の欠陥)」が発見され、それが世界中のサイバー攻撃者にとって格好のターゲットとなっているのです。
- 国家支援ハッカー集団による悪用: 米国の重要インフラを狙うハッカー集団が、攻撃元を隠すための踏み台として、大量のTP-Linkルーターを乗っ取っていたことが確認されています。
- 悪意のあるファームウェア: TP-Linkルーター専用に設計された悪意のあるファームウェアが発見されており、感染すると攻撃者にルーターを完全に制御されてしまいます。
- サポート終了(EoL)モデルの放置: メーカーサポートが終了した古いモデルは、新たな脆弱性が見つかっても修正されません。CISAもこれらのモデルの使用停止を強く勧告しています。
TP-Link社の公式見解と、それでも解消されない根本的な懸念
「TP-LINK」と「tp-link」- ブランド分離の主張
こうした地政学的な懸念に対し、TP-Link社は事業およびブランドの分離を試みています。
- 「TP-LINK」(大文字): 中国国内市場向けの法人。
- 「tp-link」(小文字): 日本やアメリカを含む、グローバル市場向けのブランド。
これは、「グローバル向けの “tp-link” は、中国国内の “TP-LINK” とは分離された独立した事業体である」とアピールするための戦略です。

この違い知らんだやろ。
明日、学校で使っていいよ。
それでも「国家情報法」のリスクは残り続ける
しかし、多くの専門家にとって、これは表面的な変更に過ぎません。企業の所有権構造や主要なサプライチェーンが中国に根差している限り、根本的なリスクは解消されないと見なされています。
さらに、ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によれば、サイバーセキュリティの専門家がTP-Linkルーターの欠陥を指摘した際に、同社が対話を拒否したとされています。このような企業の対応も、ユーザーの不安を増大させる一因となっています。
結論として
企業の意思を超えて、国家が介入できる法的ルートが存在する以上、より安全な選択肢を検討することが賢明です。
ではどうすれば?今すぐ検討したい最適なアクションプラン
最善策は「信頼できるメーカー製品への乗り換え」
解説してきた通り、TP-Link製品にはユーザー側でコントロール不可能なリスクが存在します。したがって、最も安全で賢明な選択は、地政学リスクの少ない国のメーカー製品に乗り換えることです。
ルーター選びで本当に重視すべき3つのポイント
- メーカーの出自と信頼性: 企業の拠点がどの国にあるか、セキュリティへの取り組み姿勢が明確かを第一に確認しましょう。
- サポート体制: ファームウェアの更新が迅速かつ継続的に提供されているか。日本語でのサポートが受けられるかも重要です。
- 必要な性能: ご家庭のインターネット回線や間取り、接続する機器の数に合ったスペックを選びましょう。過剰な高性能品は不要です。
【応急処置】乗り換え前に最低限すべきセキュリティ設定
すぐに買い替えが難しい場合は、以下の設定を必ず行ってください。これはあくまで「応急処置」であり、根本的なリスクが解消されるわけではないことをご理解ください。
- ファームウェアを常に最新の状態に保つ。
- 管理者パスワードを複雑なものに変更する。
- リモート管理機能を無効にする。
【番外編】おすすめ代替ルーターメーカー3選
TP-Linkからの乗り換え先として、セキュリティと信頼性の観点から推奨できるメーカーを3社ピックアップしました。
選定基準
今回の選定では「地政学リスクの低さ」「セキュリティへの姿勢」「サポート体制と実績」を重視しました。
おすすめ①:YAMAHA(ヤマハ) – 法人向けで培った最高レベルの信頼性
主に法人向けにネットワーク機器を開発しており、そのセキュリティと安定性は業界でもトップクラスの評価を得ています。価格は高めですが、絶対に妥協したくない方には最適な選択肢です。
おすすめ②:Synology(シノロジー) – 高機能と堅牢なセキュリティを両立

僕はこのRT2600ACとMR2200ACを使ってます。
1階端から2階の端までイケてます。直線距離で13mくらいあるかも
でも台湾メーカーやから有事の際はお乗り換えを。
C国物騒やね。
台湾に本拠を置くメーカーで、NAS(ネットワーク接続ストレージ)で有名ですが、ルーターも非常に高機能で評価が高いです。独自のOSによる詳細な設定と、迅速なセキュリティ更新が魅力です。
おすすめ③:BUFFALO(バッファロー) – 安心の国内メーカー、初心者にも優しい
日本のメーカーであり、地政学リスクの懸念が極めて低いのが最大の利点です。家電量販店でも広く扱われており、設定の分かりやすさやサポートの充実度から、初心者の方でも安心して選べます。
よくある質問(Q&A)
Q. いくら設定を見直しても、製品自体にバックドアが仕掛けられていたら意味がないのでは?
A. まさにその通りで、それが今回「使用非推奨」と結論付けた最大の理由です。
おっしゃる通り、もし製造段階で悪意のある「バックドア」が仕掛けられていた場合、ユーザー側でできる対策は非常に限られます。この点について、現状を整理すると以下のようになります。
- 「証明されていない疑惑」:TP-Link社が意図的にバックドアを仕込んでいるという直接的な証拠は確認されていません。
- 「否定できない可能性」:しかし、中国の法律が存在する以上、政府の命令によって将来的にバックドアとして機能させられる可能性を、完全に否定することはできません。
結論として
証明済みの「技術的脆弱性」は応急処置で対応可能ですが、ユーザーには対処不可能な「地政学的リスク」が残ります。だからこそ、リスクの根源を断つために、信頼できるメーカーの製品へ乗り換えることが最も賢明な選択となります。
まとめ:あなたの情報を守るために、最も賢明な選択を
TP-Link製ルーターが抱えるリスクは、単なる技術的な問題だけでなく、ユーザーにはコントロールできない地政学的な問題に根差しています。だからこそ、私たちは自らの情報を守るために、より慎重な製品選びをする必要があります。
応急処置的な対策に頼るのではなく、この機会にご自宅のインターネットの「玄関」であるルーターそのものを見直すこと。それが、あなたのデジタルライフを守るための最も賢明な選択と言えるでしょう。

僕はネットワーク系はC国のものは使わない!
とかいいつつ、ソーラーのデータ収集ユニットはC国でした。
参考文献
US Lawmakers Demand Probe Into TP-Link, Claiming Spying Risks From China米国、TP-Link製ルーターの使用禁止を検討 サイバーセキュリティ上のリスクめぐり※最悪の情報が来た!!】日本TOPシェアのルーターが大問題になっているニュースについて解説します【あなたの家は大丈夫?】
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